お別れとお名残り
100歳のご利用者様がご逝去されて、ご利用者の皆様がお玄関にお見送りに来てくださいました。お見送りが終わると、皆様がお名残惜しく昨年のご長寿祝いのお写真の前で、「この方ですね100歳とはすばらしいですね。私たちもがんばらないといけませんね。」とかわるがわるご覧になっておられました。年長者様を尊ばれるお姿は、我々介護従事者が襟を正す瞬間です。温かいお見送りをありがとうございました。前日一晩中、献身的にケアを担当したのは、18歳の新人介護職員でした。朝まで一生懸命ケアし引継ぎでは、涙しながら申し送りを行いました。みんな泣いていました。お見送りまで待っているとご利用者様が職員を慰めてくださいました。「私も朝、お声をかけたら手をあげてくれたのよ」と。とてもすばらしいおきみやげをおいていってくださいました。どうぞやすらかに。(園長池内)