「いたみ障がい者共同受注ネットワーク」
障がい者の「働く場」に対する発注促進税制や障害者優先調達推進法など、障がい者就労支援施設等への支援策もこれまで積極的図られてきましたが、様々な事情で十分にこれらを活用できていない現状があると思われます。このような課題を改善する方法の一つとして有効だと言われてきたのが「共同受注」です。
このようなことから、伊丹市内の3つの社会福祉法人(協同の苑、いたみ杉の子、伊丹市社会福祉事業団)がそれぞれ設置する施設が協力して平成28年1月に「いたみ障がい者共同受注ネットワーク」(以下、「受注ネット」)を立ち上げました。(この「受注ネット」の立ち上げについては、伊丹市、伊丹市社会福祉協議会、伊丹市障害者地域自立支援協議会に積極的に支援していただきました。)
現在(7/12)、この「受注ネット」に参加していただいているのは、市内13施設です。まだ、立ち上がったばかりで受注数も少ないですが、今後さらにこれによる実績を重ねて、地域の障がい者の工賃向上や就労に関する理解を深め、障がい者の地域生活の自立と社会参加の促進を図っていきたいと考えています。
「受注ネット」に仕事(作業)を頼みたい、興味があるので相談したいという企業の担当者様、地域の皆様はぜひご相談ください。施設構内に持ち込んで行う軽作業、清掃等の出張役務、クッキーやお弁当などの自主製品、印刷デザインや名刺プリントなど、様々な作業を日常行っている施設がありますので、ご相談に応じて「受注ネット」が調整いたします。(左の写真は、共同受注した花壇等管理作業の様子です。プランタータンクへの水補給)
「いたみ障がい者共同受注ネットワーク」事務局
電話 072-783-9885(伊丹東有岡ワークハウス)
(施設長 友澤)