春はそこまで・・・

立春・雨水が過ぎ、暦の上でも春がそこまで近づいてきています。
同僚のケアマネジャーが先日訪れた伊勢地方では、うぐいすの泣き声も聞こえていたそうです。
公立高校の受験ももうすぐですね。 私の時代では考えられないくらい、今の受験生はたくさん勉強をしているような気がします。 よい桜の時期を迎えられますようにお祈りしています。

今月の定例会は先月と同様に「気づきの事例検討会」を開催しました。
事例提供者のテーマは「本人と家族の思い、目標が違うケースで、ケアマネジャーとして どのように支援すればよいのか」でした。
介護に疲れた家族はサービスの利用をしてほしいと思い、本人は自宅でゆっくり過ごしたいと考えている。
原則としてケアマネジャーは本人の支援者ではありますが、同時に家族の支援者でもあります。
事例提供者の苦悩が参加者にも伝わり、お互いに自分の担当ケースを振り返る良い時間を持つことができました。
私たちケアマネジャーも課題を整理できなくなることがあります。一生懸命支援をしたつもりであっても、結果的に本人の意向よりも介護に疲れた家族の意向に添った支援をしてしまっていることが多々あります。これでよかったのかと自分を責め、思い悩むことがあります。
日常的に、職場で相談をしたり、同志と話を聞いてもらったりする機会など、 私たち支援者にも支援が必要であると感じました。

春は出会いと別れの季節ですね。学生の皆さんは卒業し、同級生や恩師、クラブ活動の仲間たちと の別れを経験します。しかし4月にはさらに上の学校への入学または会社に入社という儀式を経て新たな仲間との出会いが待っている、とても希望に満ち溢れた季節です。
この仕事をしていると、季節に関わりなく沢山の方との出会いがあり、また別れがあります。
私たちはみなさまと『一期一会』の精神でお付き合いをさせていただきたいと思っています。
家族だけでは支えきれないことを私たちが支えられたらと考えています。

介護でお困りのときには是非お声掛けくださいね。                                                                                                                                                                         篠崎

事例検討会の様子